英語備忘ログ

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第246回TOEIC公開テスト 結果

先月12月15日に受験していた第246回TOEIC公開テストの結果がネット上に公開されましたので、そちらのフィードバックを記しておこうと思います。

 

早速結果についてですが、 L470点 / R455点のトータル925点となりました。

 

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試験後の手ごたえもかなりよく、ある程度の高スコアが出ると思っていてのこの点数ですから、哀しさしかありません。結果を見た瞬間、予想外のスコアの低さに言葉を失ってしまいました。

最低でも950点は取ろうと意気込み、昨年の3月以来9か月ぶりに受験してこの体たらくですからね。自分で自分に失望してしまいました。。。

 

どれほど自分の不出来を嘆いても結果は変わりませんので、自責の念はそのままにそれぞれのパートの振り返りを簡単に記しておきます。

 

まずリスニングパートについてですが、パート3,4では最小限の失点しかしていないはずなので、落とした約20点分はほぼパート2によるものだと考えられます。今回の受験後にパート2の記憶が完全に抜け落ちていたので、出来がよかったか悪かったか正直全くわからなかったのですが、やはり悪かったみたいですね。

リスニングパートは、昨年の3月に受けた際の450点からは20点しか伸びませんでしたが、それでも聞こえる音の総量が絶対的に増え、比較的余裕をもって問題を捌けるようになってきたのでそこまで悲観的にならなくていいと思っています。ここ数か月続けている倍速シャドーイングを次回の受験まで継続すれば、おそらくこちらのパートはフルスコアで抜けられそうです。頑張ります。

 

続いてリーディングパートです。

今回は普段失点しないパート5で少なくとも2問落としてしまったとはいえ、手ごたえは3月の受験時とは比べ物にならないほどよかったので、正直480くらいは出ると思っていました。にもかかわらず、蓋を開けてみれば455です。3月に受けた際が460だったので5点下がりました。。。今回のショックの原因はこのことに尽きるのですが、自分が得意としているリーディングパートでこの程度しか得点できない自分の不甲斐なさに甚だ呆れかえっています。3月の受験で取り戻せないとなるといよいよ自分のことが許せなくなりそうなのでなんとかしなければ。。。

 

 

中学1年生から英語を学び始めて、今日にいたるまで約10年間英語に触れてきましたが、今回初めて挫折らしい挫折を経験したかもしれません。この経験を力に換えて、3月の受験では起死回生の一撃を狙いたいと思います。

 

 

第248回TOEIC公開テスト申し込みと学習プラン

みなさまお疲れ様です。

年の瀬ですがいかがお過ごしでしょうか。ツイッターを見ているとみなさん年末なのに普段と変わらず英語学習を続けていてやばいですね。。。自分も刺激をもらいつつ頑張りたいと思います。

 

さて、先日、2020年3月に行われる第248回TOEIC公開テストの申し込みを行ってきました。

まだ今月受けた分のスコアが出ていない状態で目標を定めるのもどうかと思いますが、今回の受験でだいぶ掴めた感があったので、3月の受験は満点狙いで行こうと思います。もちろん、難化の一途を辿る現行のTOEICでフルスコアを取ることがいかに困難かは重々承知していますが、不可能というほどでもないというのが正直なところです。今月の受験を経て、あと2か月あればリスニングパートで満点取るのはさほど難しくないように感じましたし、リーディングパートも激難フォームに当たらなければワンチャンスある感じがしました。ということで目標はあくまで満点ということで。満点狙いの結果970くらいのスコアに落ち着くのであればそれはそれでオーケーです(笑)

 

目標だけ高らかに宣言しても詮無いことなので、向こう二か月分の学習プランを記しておこうと思います。

 

◇リスニングパート

・Part2対策

⇒精選模試1,2と公式問題集4,5のPart2の音源を使って質問と(コミュ障の)回答パターンを叩き込む。さらにYoutubeに公開されているPart2の過去問音源を活用して、こちらでもパターンを覚える。

・Part3,4対策

⇒精選模試1,2と公式問題集4,5に収録されているPart3,4の倍速シャドーイング(通常音源の1.25倍)をひたすらやる。最低でも各パッセージ3周は回したい。

 

今月の受験の対策で初めてリスニング学習にシャドーイングを取り入れたのですが、やはり実力者が口を揃えて言うように効果が非常に高いと感じました。1か月と少しの訓練で明らかに聞き分けられる音が増えました(その代わりに負荷はめちゃくちゃかかりますが)。ということで基本はシャドーイング中心で行きたいと思います。また過去のリスニング学習で、倍速を上げて音源を聞く倍速リスニングも同様に効果が高かったので、この際シャドーイングと組み合わせて最強のリスニング学習を実現したいと思います。ここ1週間ほど通常音源の1.2倍程度でシャドーイングしていますが、かなりタフです。澱みなく流れていく文の連続を頭の中に留めつつ、そのスピードで発話しなければならないので頭が千切れそうになりますね。おそらく自分にとってはこのやり方が最も効率よく音を聞けるようになるので、倍速シャドーの効果を信じて2か月続けてみます。是が非でもリスニングパートは満点で抜けたいですね。

 

◇リーディングパート

・Part5

⇒間違えるとすれば語彙問題なので語彙強化。

・Part7

⇒articleに弱いので精選模試と公式問題集のarticle問題で対策。あとはたまにある何の話をしているのかわからないパッセージに対応するために文章のパターンを徹底的に叩き込む(特にDP,TP)。

 

今月のTOEICは、試験前の2日間で公式問題集5に収録されたリーディングパート2セットをこなすだけという舐めプで本試験に臨みましたが、それでもそれなりに太刀打ちできた印象でした(問題が簡単だっただけかもしれませんが)。ただ、普段は間違うことのないPart5でまさかの2問ミス(内1問は塗りなおした結果間違う)を犯してしまうという体たらくで、自らの実力不足を実感させられました。満点を狙う上で絶対に落としてはいけないのがPart5だと個人的には思っているので、3月までに細かい知識の溝を埋める作業をしなければなりません。Part7は今持っている精選模試2冊と公式問題集2冊だけではこなした問題数的に本番に対応しきれない感が強いので、もしかしたら韓国TOEICの過去問を買うかもです。正直これ以上ETSさんに課金したくないんですけど、背に腹は代えられませんからね。。。

 

こんな具合に学習プランは立ててみましたが、大学院進学の準備で、各種論文を読み漁って未完の論文を書き上げなければいけないので、正直そこまで時間は取れないかもしれません。とはいえ、もう申し込みを済ませて、またもやETSさんに5000円を課金してしまったので、お金の供養も込めて頑張らなければいけません。3月の公開テスト受けられる方、ともに頑張っていきましょう。

 

第246回TOEIC公開テスト 単語復習

12/15に行われた第246回TOEIC公開テストで見かけた個人的難単語をメモしておきます。

 

・streak free「洗剤筋が残らない」

Part7のSPの選択肢に出ていました。正解に絡んでいたかもしれません。。。この語句に関してはまったくわからなかったです。ETSさん、完敗です!

 

・woven「weave(~を編む、縫う)の過去分詞」

この単語もPart7の選択肢(たしかNOT問題)に出ていたはずです。しかも正答になっていた気がします。不覚にも"weave"の活用を押さえておらず、頭に?マークでした。

 

・party「個人」

Part7の言い換え問題で使われており、「ここでの"party"と同じ意味はどの語か」という問題だったはずです。(正解はindividualでした)

「一行」というおなじみの意味しか知らなかったのですが、辞書を引くとしっかり「個人」という語義も載っていました。

前にあげた記事でも書きましたが、3月の公開テストでは"champion"という語の言い換えとして"supporter"を選ばせる問題も出ており、しっかり文脈を取らないと正答を選べない種の問題が散見されるので日頃から注意する必要がありますね。

 

 

・permanent 「常設の」

"(    )exhibition" の空所補充としてPart5の選択肢にありました。

"permanent"が「常設の」という意味を持つことは知っていたのですが、コロケーション的にexhibitionを修飾できるのか確信が持てませんでした。散々悩んだ挙句、最終的に別の単語を選んで無事ジエンドです。

"permanent exhibition"=「常設展」とワンセットで覚えておけばいいですね。

反意語は"temporary exhibition"=「企画展」です。今度出してくださいETSさん!

"permanent committee"=「常任委員会」あたりも出そうですね。

 

・patio 「中庭」

リスニングパートの選択肢に出ていた気がします。スペイン語以来の英単語みたいです。試験前日にYouTubeでPart2対策していた際も出てきた単語で、今回の公開試験でも出ました。覚えておいて損はなさそうですね。

 

・mower「芝刈り機」

Part7の一番最後のTPがこの語に関してのパッセージでした。以前Part1にも芝刈り機を操作している男性の写真が出題されたこともあるようなのでこの語も覚えておいたほうがいいでしょうね。

 

・teller「銀行の窓口係」

Part7のSPで出てました。銀行に関しての記事を扱ったパッセージで、この語が答えの根拠になっていましたね。ATMのTはこの語のことを指してるそうです。


とりあえず今回は上記の7個が覚えている限りでの難語ですかね。

他にも結構あった気がするんですが、問題解くことに必死で全然覚えてません。。。

少なくとも今回出くわした単語や表現はしっかり押さえて、次回以降に臨みたいですね。

 

みなさんも試験を受けていて気になった英単語や表現がありましたら、コメントやツイッターのリプライで教えて頂けると嬉しいです。

 

それではまたよろしくお願いします。

 

 

第246回TOEIC公開テスト 感想

みなさまお疲れ様です。

 

いろいろと忙しくて更新が滞っていたのですが、昨日、第246回TOEIC公開テストを受けてきましたので、忘れないうちに受験した感想を記しておきたいと思います。

 

まずは受験したフォームに関してですが、自分の受けたものは男性が鍵を開けているフォームでした。フォームは4つ(?)あったようですが、ツイッターや某掲示板を見る限り、鍵フォームは少数フォームだったような感じがしました。どうなんでしょう。。。同じフォームだった方いらっしゃいますかね。

 

続いて各パートの難易度です。(完全に個人の感想なのでそこまであてにしてはダメですよ)

 

Part1 普

Part2 普

Part3 やや易

Part4 やや易

Part5 難

Part6 やや易

Part7    SP やや難

       DP やや易

            TP やや易

 

鍵フォームは全体的には簡単といって差し支えないレベルだったようのではないでしょうか。(点数が取れているとは言っていない)

 

それぞれのパートを詳しく見ていきます。

 

まずPart1では悩むであろう問題(スーツケースが並んでいるか積まれているか)が一問ありましたが、それ以外は比較的簡単だったように感じました。公式問題集や各模試での対策で十分対応が効くレベルだったのではないでしょうか。

 

Part2はもはや毎回難しいため、普通との評価ですが一般的に見れば難しかったと思います。ただ実感としては自分が前回受けた3月の公開試験のほうが難解だった気がします。何問か「Aは違うな。Bも違う。じゃあCだな」と思いCを聞くとこれでもない、みたいな問題があって困惑しましたね。正直なところ、結局どのくらい合っているかスコアが出るまでまったくわかりません(笑)このパートは意地悪なパートだと諦めて、公式問題集ベースで対策するしかないですね。YoutubeでもPart2の問題が多く聞けるので、それらを活用するのもありだと思います。いつも思いますが、Part2に関してはリスニング力以上に語用論的推測力が求められますよね。これって英語力と関係あるんですかねぇ。。。

 

Part3、4に関しては平均レベルかそれより少し易しい感じがしました。もちろんナレーターによって聞き取りづらかったり、場面がわかりづらかったりするパッセージもありましたが、毎回そんなもんだと思います。個人的には激ムズと名高い精選模試2のリスニングでかなり鍛えられたので、それと比べるとめちゃくちゃ簡単に感じました。難しすぎて強くは推せませんが(自分の不出来に心が折れるので)、本番で楽な思いをしたいのであれば精選模試2は絶大な効力を発揮してくれると思います。

 

Part5は難しかったと思いますね。普段このパートで落とすことはほぼないんですが、今回は少なくとも2問(reproduceとpermanentを選ばせる問題)は落としてしまいました。それ以外にも悩む問題がいくつかあり、なかなか手ごわい回だったと思います。自分としては是が非でも満点で抜けたいパートであるだけに残念でした。修行して出直します。

 

Part6は易しかった気がします。一問だけ文挿入問題で少し難しく感じるものがありましたが、正答以外の選択肢が明らかに間違っているとわかるものだったため、そこまで困らなかったですね。公式問題集と比べても総じて易しかったと思います。

 

最後にPart7に関してですが、今回は文量が思ったほど多くなく全体的にすんなりいけた印象です。自分は最後に重いものを残したくないのでTP→DP→SPの順で後ろから解いていくのですが、TP、DPのほうがSPよりも楽だった気がするんですよね。普段はTP、DPで悩んだ問題は一旦保留にしてSPに突入するんですが、今回はTP、DPで悩む問題がなく、余裕をもってSPに行けました。ただしSPに関しては、なかなかの難易度だったように感じました。文量は少ないのに解答の根拠が見当たらない、もしくはこの言い換えで合っているのか確信を持てないという問題がいくつかありました。ETSの出題意図を汲むのもPart7攻略の鍵ですね。。。

 

各パートの個人的感想はこんな感じです。

今回はだいぶ集中力も続いて最後5分弱くらい余すことできたので、久々にしては上出来だったかと思います。あとはマークミスだけが怖いです。土曜に公式問題集を解いたらリーディングだけで4問塗りミスしてたので(笑)後ろから解くと後半楽できる代わりにマークミスのリスク増すんですよね。。。

 

そんな感じで第246回TOEIC公開テストの感想でした。

順当にいけば950には届いている気がするんですが、手ごたえのいいときって往々にしてしくじっているのでスコア出るまでまったくわかりません。1月6日を楽しみに待ちたいと思います。

 

次回は3月に受験予定です。受けられる方頑張りましょう!

 

 

今日の英単語 exude

先週のTOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。

あんな長丁場でキツい試験を受けて、受験された方にはほんとうに頭が下がります。

 

今回自分は受験していないんですが、ツイッターで見た限り、フォームによってはかなり難しかったみたいですね。

みなさんのフォームはいかがでしたか?

新しいイギリス人ナレーターが特に厄介だったって森田先生もおっしゃってましたね。

あとはパート2の返答が攻めすぎてるとか。

今年の3月に自分も公開テスト受けたんですけど、そのときもパート2は攻めてましたね。

 

Q. 〇〇について知ってる? A. 今日帰ってきたばかりなんだ。

 

みたいな(笑)

 

いやいや、まず知ってるか知らないか答えなさいよ。

TOEICっていつから語用論的推測を飛ばすゲームになったんですかね。

最終的に行き着くところまで行ってしまえば、全部答えとしてありになっちゃうんじゃないですかETSさん。

 

それから近頃の傾向として、いわゆる難語にあたる単語がバンバン出題されているとか。

 

今回もツイッターで見かけただけでも、"quench"「(渇き)を癒す」とか"lubricate"「油を差す」、"jargon"「専門用語」なんかが出ていたみたいです。(それぞれに対応するSVLは12,12,9)

 

3月に受けた公開テストの自分のフォームでは、"champion"って単語の言い換えとして"supporter"「支持者」を選ばせる問題が出てましたね。

 

ETS、なかなかのドSです。

 


さて、TOEICの単語が難化傾向にあるということで、今回は、TOEICにも出題歴のある難語を一語紹介したいと思います。

過去に出題された前例があるということで押さえておく価値はありますよね。

 

そんな感じで今回紹介するのは"exude"「にじみ出す」です。

 

見るからにわたしたちになじみのなさそうな感じが「にじみ出て」いますが、一応SVL12に掲載されている単語です。

 

一説によると"(x)ude"の部分が"sweat"「汗」を意味しているため"ex"「外へ」と合わせて、「(汗が外へ)にじみ出す」という意味になるとか。

 

"(x)ude"が"sweat"「汗」を意味していた根拠になるかはわかりませんが、実際にジーニアスやオーレックスで同語を引いてみても、「(汗などが)にじみ出る」って括弧つきで記されているんですよね。

実際に使われる際は"The plant exudes a sticky liquid."のように汗に限らず液体を目的語にとることが多いみたいです。

そこから転じて、感情名詞も目的語として取ることもできるみたいです。

 

それにしても、"exude"がTOEICのどの文脈で使われてたんですかね。

わたし、気になります

 

そんな感じで今日の英単語は"exude"「にじみ出る」でした。

 

自分は12月にTOEIC受験予定ですけど、その際にどんな単語でわたしたち受験者を驚かせてくれるか楽しみですね。

勝負だETS。

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

今日の英単語 enshrine

大学に入ってしまうと、長時間集中して試験を受ける機会ってほとんどなくなりませんか?

授業は長いけどフルで集中しているわけではないし、せいぜい中間とか期末の試験のときしか長時間集中しないんですよね。

 

そのせいでTOEICなんかは自分にとっては地獄でしかなくて、ある種の拷問だと思ってます。

だからTOEICerの方たちってほんとすごいと思うんですよね、毎回あんなきつい試験を平気な顔して受けて。。。

どうなってるんですかね一体(笑)

集中力分けてほしいですよほんとに。

 

そのほかにも集中力の続かなさが支障を来すことって稀にあるんですよね。

先日受けた院試がそうでした。

筆記試験が90分の英語試験と、120分の専門試験が2個あったんですけど、もう大変でしたね。

拷問以外の何物でもありませんでしたよ、ほんと。

めちゃくちゃ疲れましたし。

 

当分長丁場の試験は御免ですね。。。

 

 

さて、前置きはこのくらいにして、今回も少し難しめの英単語を紹介しようと思います。

 

今回紹介する単語は"enshrine"「~を祭る、記す」です。

 

この単語、パス単1級には掲載されていませんが、SVLの12には掲載されている語で、比較的難しめの単語だと思います。

とはいえ"shrine"というある程度はなじみのある単語が語を形成してますし、意味を覚えるのに苦労はしなさそう。

 

なぜ今回、脈絡もなく"enshrine"という単語を紹介しているかといいますと、前置きでもあった院試での和訳問題の一部にこの語が使われていたからです。

 

せっかくなので"enshrine"が登場した文をお見せしたいと思います。

おそらく驚くほど簡単ですよ。(さすがに和訳問題全体はもっと長く難しいですが)

 

This personal freedom is enshrined in human rights.

(このような個人の自由は基本的人権に記されている。)

 

いかがですか?簡単ですよね。

 

実を言うと、わたし、"enshrine"という単語を見たことはありましたが意味をしっかりとは押さえていませんでした。

 

そのおかげで意味を推測しなければならなくて、最初、"en"は動詞化接頭辞だから「神社にする??」とは馬鹿なことを考えたりもしたんですが、文脈上、「保証する」的な意味にしかならないのは明白だったので、それっぽいことを書いて逃げました(笑)

 

ジーニアス英和辞典によると

 

■enshrine

1) [be ~d] 正式に述べてある、しるされている

2) ~を大事にする

3)~を祭る

 

と出てきます。

 

今回は受身で使われていますし、明らかに1)の意味として解釈されますね。

 

正しいことはOEDなんかを参照してみないとわからないことなんですが、おそらく3)の意味が原義となって1)や2)の意味に派生したと思われます。(辞書に挙げられている語義の順番は概ね使用順なので、最初に挙げられている語義が原義に近いとは限りません。)

 

というのも、"enshrine"における接頭辞"en"は動詞化の接頭辞ではなく、前置詞"in"の意味を持つ接頭辞であり、つまり、"enshrine"には「神社の中に納める」のような意味が原義としてあったとわたしには思えるんですよね。

 

そこから、神社に納められているものは通常「大切」にされているものであるため2)ような「大事にする」という意味が生まれます。

 

さらに、大切にされているものというのはなんらかの形で後世に伝えられていくものですよね。

後世に残そうとした際に、文字として記述すれば確実に受け継がれていきますから、そういった面から1)のような「記される」という意味が生まれたのではないでしょうか。

 

よって、ここまでの話をまとめると、"enshrine"はもともと「(神社に)祭る」という意味を持ち、祭られるものは一般に大切なものであるため、そこから「大事にする」という意味が発生します。さらには、大事にされるものは後世に受け継がれていくべきものであるため、形に残す必要があります。その際に文字として記すという行為は、形に残すうえ都合がいいわけです。そのため、ついには「記す」という意味まで生じたということです。

 

このように意味変化の過程を原義から紐解くのもなかなか面白いものがあります。(今回はわたしオリジナルの見解ですが。。。)

意味を関連付けて覚えれば、忘れるという現象も起こりづらいですし、たとえ忘れたとしても一度自分が辿った思考プロセスを再現すれば、容易に復元できるのも大きなメリットではないでしょうか。

軽い頭の体操にもなりますしね。

 

ということで今日の英単語"enshrine"でした。

ネットには"enshrine"の語源や意味変化に関しての情報があまりなかったのですが、信頼できるソースが見つかったら追記しようと思います。

 

長くなってしまいましたが、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

  

 

 

 

 

 

 

今日の英単語 insomnia

大学院入試も終わって一段落ついたので、英語学習のログとしてブログを開設してみました。いつまで続くかわかりませんが、とりあえずはやってみようと思います。

 

11月に英単語検定1級を受けるので、当面は英単語についての記事が中心になるとは思いますが、読んでいて気になった英文や記事、英文法、院試のこと、英語学のことなど手広くカバーしたいですね。

 

記念すべき(?)初回となる今回は、「今日の英単語」と題して一語難語を紹介したいと思います。

 

今回紹介する単語は"insomnia"「不眠症」です。

 

アルクによるSVLは12でパス単1級には掲載されてない語ですね。難語といっていい英単語だと思います。みなさんは知ってましたか??

 

自分はこの単語まったく知らなかった、というか見たことすらなかったんですけど、院試が不安すぎてここ2か月ほど不眠状態が続いたので、この単語にただならぬ縁を感じ(?)今回紹介することにしました。(不眠症持ちなんですが、今回は過去一ひどい不眠症状で、睡眠導入剤飲んでもまったく効かず、朝7時まで眠れないとかザラにありました...)

 

最近自分の中で語源学習が激熱なので、少しこの語の語源についても調べてみたんですが、どうやら"somn"という語根が"sleep"(眠る)を意味するみたいですね。そしてその語根"somn"に対して否定接頭辞"in"が付属するので「眠れない」⇒「不眠症」ってなるみたいです。なるほど、腑に落ちますね。

 

一応関連語彙も挙げておくと、somnolent「眠い」、somniferous「眠気を催すような」somnambulism「夢遊病」などがありましたが、いずれもSVLを逸脱しているので遭遇率はかなり低そうですね。とはいえ「somni=眠る」とさえ知っていれば、万一これらの語彙に遭遇しても類推が効くので問題ないのではないでしょうか。未知の単語に出会った際に、ある程度正確な推測ができる点が語源学習の強みですよね。関連語彙もすんなり頭に入りますし、無機質に単語を覚えるよりよっぽど楽しいです。

 

ということで、今回は"insomnia"「不眠症」を紹介しました。

みなさんも不眠症には気を付けてくださいね。眠いのに眠れないという最悪の病なので。

院試終わってからはそれまでの不眠が嘘のように眠れるようになったので今は安心しています。

ほんとに院試終わってよかったです。

 

だらだら書いてしまいましたが、今回はここまで。

拙い記事だとは思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました。

また機会があればよろしくお願いします。

 

 

(飽きずに続けられればいいのだけれど。。。)